自然治癒力の向上を促す
鍼灸
鍼灸
東洋医学では鍼やお灸を使ってツボを刺激することで、人間に本来備わっている「自然治癒力」の向上を目指します。
ここでは、鍼灸の施術を行う目的やその方法、改善が期待できる症状などについて詳しくご紹介しています。
鍼灸を受ける方によくあるお悩み
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手足が冷えている
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倦怠感が抜け
ない -
腰の痛みが強く
なってきた -
腱鞘炎で手首が痛む
鍼灸の特徴や東洋医学の考え方について
明治維新後の日本は西洋の医学を導入したため、それまでの中心的な医療であった鍼灸の施術は、民間療法といった位置づけになりました。
ところが近年になって、薬や手術に頼らない東洋医学のみなおしが進み、鍼灸にも再び注目が集まるようになっていきています。
ここでは、鍼灸の歴史や考え方、施術の行い方などについて詳しくご紹介しています。
【東洋医学の考え方について】
鍼やお灸のメカニズムや効果について理解するためには、東洋医学にどのような考え方があるのか知っておく必要があります。
◆人間の身体は気・血・水から成っている
東洋医学の考え方では、人間の身体が「気」・「血」・「水」から成り立っているとされています。
そのうち、血に関しては血液、水に関しては水分(体内の透明な液体)と考えられます。
そして、東洋医学独自の考え方が「気」という発想です。
気には人間の身体を動かすエネルギーとしての力が秘められており、血や水を動かすのも、自律神経のバランスを保つのも気の働きとされています。
◆経絡・経穴
人間の健康が維持されるためには、血と水が十分に存在しており、気の流れによってそれらのバランスを保つことが重要とされています。
東洋医学では気の通り道のことを経絡と呼んでいます。
そして、何らかの症状が起こっている場合、気の流れが滞っていると考えられます。
気の流れが滞った場所のことを経穴(いわゆるツボ)と呼んでいます。
【鍼の施術の特徴について】
鍼の施術には次のような特徴があります。
◆使用する鍼
最近の施術所では、ディスポーザブル鍼という使い捨ての鍼を利用しているため、極めて衛生的に施術が受けられます。
◆施術法
症状に応じて鍼を打ち、時間を置く場合もあれば、お灸を併用する場合もあります。
筋肉の付着部(頭の付け根や腰の付け根)など、鍼だけではアプローチしづらい場所には低周波を流すことで、効果的に気の流れを促進します。
◆鍼の太さ
施術で使用される鍼は、注射針よりもはるかに細いため、刺入する時にチクッとした痛みを感じる程度とされています。
患者様によっては「痛みを感じない」という方もいらっしゃいます。
【お灸の特徴について】
次に、お灸の特徴についてみていきましょう。
◆お灸の歴史について
中国の古典的な医学書である「黄帝内経」は、2000年以上の前にかかれた書物とされていますが、その中にお灸の存在が記されています。
黄帝内経で初めてお灸について取り上げたわけでなく、医学書に記載されていることから、その当時にはお灸の施術が体系的に行われていたことが分かります。
日本には仏教とともに奈良時代に伝わり、江戸時代になると鍼の施術と並び、日本における医療の中心的存在となっていました。
◆お灸に使われるもぐさについて
お灸の施術には、ヨモギを原材料とするもぐさが使われています。
ヨモギの葉裏には白い絨毛が生えており、それを乾燥させて生成したものがもぐさになります。
もぐさには適度な粘り気と火が付きやすい性質があるため、古くからお灸の施術を行う際に重宝されてきました。
【お灸の施術方法について】
お灸の施術法にはさまざまな種類がありますが、ここでは近年よく行われている灸法についてご紹介します。
◆使用するお灸
最近の施術所では、もぐさを捻ったものに火を点じるのではなく、せんねん灸のような使い捨てのお灸を使うことが一般的になってきています。
◆体感温度
かつては焼灼灸(しょうしゃくきゅう)といって、施術の一環としてやけどを作る灸法がありました。
ですが、最近では燃え尽きる前にお灸を取り去ってしまうため、温かい程度の刺激で痕が残るリスクは低いとされています。
◆「直接灸」と「間接灸」について
お灸には身体に乗せたもぐさに火を点じる直接灸と、皮膚ともぐさの間に隔物を挟む間接灸という灸法があります。
◆逆子療法
至陰(しいん)や三陰交(さんいんこう)といったツボにお灸をすることで、逆子の改善が期待できることもあります。
鍼灸の効果と改善が期待できる症状について
鍼灸の施術には、肩こりや腰痛と言った症状にともなう苦痛を和らげることはもちろん、身体が本来持っている自然治癒力を高めることを目的としています。
薬で症状を抑えるのではなく、自分で自分の身体を改善に導いていくことで、症状の根本改善を目指します。
ここでは、鍼灸の施術を行うことによって期待できる効果や、改善を目指せる主な症状についてご紹介しています。
【鍼の施術効果について】
鍼の施術によって次のような効果が期待できます。
◆免疫力の向上
鍼の施術には使い捨ての衛生的な鍼が使われますが、身体にとって鍼が異物であることに変わりはありません。
鍼を異物と認識した場合、身体の免疫系を司る白血球が患部に集まってきます。
それによって免疫力が高まり、症状を早期に改善することが期待できるのです。
◆筋緊張の緩和
鍼で経穴に刺激を与えることで、手技では届きづらい筋肉の深部へアプローチしていくことができます。
◆疼痛の緩和
鍼の施術を行うと、モルヒネに似た働きをする内因性オピオイドが分泌されると言われています。
それによって、痛みを脳へと伝達する神経の経路がブロックされ、疼痛を緩和することが期待できます。
【お灸の施術効果について】
お灸では次のような効果が期待できます。
◆温熱効果
局所に置いたお灸に火を点じることによって、じんわりとした心地よい温熱効果が身体の内側へと浸透していきます。
◆血行促進効果
お灸によって身体が温まることで、血行を促進する効果が期待できます。
◆リラクゼーション効果
もぐさの原料となるヨモギには、シネオールと呼ばれるリラックス成分が含まれています。
お灸の施術によってリラクゼーション効果が得られると副交感神経が優位になりやすくなり、自律神経や内臓機能のバランスを整えることが期待できます。
【鍼灸の施術で改善が期待できる症状について】
鍼灸では次のような症状の改善が期待できます。
◆慢性的な症状
血流の改善や筋肉の緊張を緩和に導くことで首こりや肩こり、頭痛、腰痛といった慢性症状の改善が期待できます。
◆急性症状
ハイボルトと併用して行うことで、捻挫や打撲、肉離れといった急性症状の早期緩和が期待できます。
◆冷えやむくみ
鍼灸による血行促進効果や温熱効果よって、冷えやむくみの緩和が期待できます。
◆自律神経系の症状
筋肉の過緊張の緩和を促すことによって神経圧迫の改善が期待できます。
また、血行促進や温熱効果によって自律神経の働きが正常化しやすくなることが考えられます。
頭痛やめまい、吐き気、不眠、内臓機能の低下、生理痛といった自律神経の乱れによって生じていた不定愁訴の改善を目指せます。
◆内臓の不調
自然治癒力が高まることで、便秘や胃もたれといった内臓不調の改善も期待できます。
フルケア鍼灸整骨院の【鍼灸】
当院では、深層にある筋肉の緊張、神経痛、自律神経の調節や内臓の不調、体質改善などに鍼灸施術を行います。
<鍼>
使用する鍼の先端は髪の毛よりも細く、ディスポーザブル鍼(使い捨ての鍼)となります。
緊張の深さや症状に応じて適した長さの鍼を使用しますが、基本的に痛みは非常に少ないものとなっておりますので、ご安心ください。
※個人差がございます。
鍼施術は、痛みのゲートコントロール作用や免疫細胞であるオピオイドの働きから鎮痛作用が期待できますので、血流改善とともに神経痛や頑固で深いこりの改善を目指せます。
また、体性ー内臓反射(自律神経反射)の作用により内臓の不調を整える効果も期待できます。
頑固で深い肩こり、腰痛などの慢性症状、マッサージや整体では戻ってしまう症状に鍼灸施術は効果的です。
<お灸>
お灸は温熱刺激によって血液の循環を整えるため、手足の冷え・むくみ、お腹の冷えなどに効果的です。
当院の鍼灸施術は、症状によって置鍼(鍼をうって時間を置く)、鍼を動かして深部に刺激、低周波パルス施術(鍼に電気を流す)、東洋医学・中医学を中心とした経穴経絡施術(ツボ・ツボが全身をめぐり1本の道になったもの)などさまざまな手法でアプローチします。
<訪問鍼灸>
当院では訪問鍼灸も行っています。
訪問鍼灸は「医師の同意」が必要となります。
よくある質問 FAQ
-
- 鍼は痛くないですか?
- ご安心ください。
当院で使用する鍼は先端が髪の毛よりも細く、痛みも少ないものです。
※個人差がございます。
-
- お灸で火傷はしませんか?
- 当院では、火傷が起こりにくいお灸を使用します。
-
- どのような格好で施術を受けますか?
- 鍼灸施術用の着替えを当院でご用意しています。
背中や足などのツボを使う場合があります。
著者 Writer
- 院長:廣瀬 翔(ヒロセ ショウ)
- 所有資格:柔道整復師、鍼灸師
生年月日:1986年 6月 19日
出身:神奈川県
趣味:セミナー参加、読書、草花を育てる
得意な施術:筋骨格系に関わる全ての施術、筋膜リリース、運動療法、ハイボルト療法
ご来院されるお客さまへ一言:
施術には段階というものがあります。
急性期などの痛みの緩和、生活に支障はないけど時々痛む、パフォーマンスアップや健康増進、必要な施術を必要な時に行うことが大事です。
単純に良くなったではなく、なぜ痛みが出るのか、どうすれば戻らないのか、解剖生理学を基にしっかりと説明いたします。
人生健康に過ごせるよう痛みの緩和から健康増進まで一緒に目標達成しましょう!
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